愛犬・愛猫の広場「腎活していますか?」
3月のメルマガのご質問にお答えいただいたみなさま、ありがとうございました。
こちらでみなさまからいただいたお声を一部シェアさせていただきます。
アンケートに答えてくれた方々で「腎活しています」と答えてくれた人の多くが下記の3点をあげていました。
・水分をとらせるようにしている
・塩分に気を付けている
・食事を腎臓の健康に配慮したフード に変えた
では、なぜ腎活に水分や塩分のコントロールが必要なのでしょうか。
腎臓の働きのうちの1つに老廃物や余分な塩分を尿として体の外へ排出してくれるというろ過機能があります。腎臓の働きが悪くなると、ろ過機能が低下して、老廃物などが体に蓄積してしまいます。その他にも塩分と水分の排泄量をコントロールすることによって血圧の調整も腎臓で行っています。
環境などにもよりますが、ワンちゃん・ネコちゃんに必要な水分量の目安は体重1kgあたり約50mlです。お家のワンちゃん・ネコちゃんはどのくらいお水を飲んでいますか?腎活の第一歩としてまずワンちゃん・ネコちゃんの水分量を把握することから始めてもいいかもしれません。
お水をあまり飲まない子はウェットフードやおやつで水分を摂取させるのもよいでしょう。ドライフードの水分は10%未満、ウェットフードであれば90%が水分です。水を飲むのが苦手な子はウェットフードなどを上手に活用して食事から水分を摂取させてあげましょう。またお水の器を変えたり置く場所を変えたり、増やしたりしてみてもいいかもしれません。
最近ではSDMAという血液検査があり、一般的な血液検査では病気が進行して初めて高値を示す腎臓病も、早期発見が可能となりました。定期的な健康診断を通し、愛犬・愛猫の健康寿命を延ばせるといいですね。
検査に関しての詳しい情報はかかりつけの動物病院で聞いてみてください。